明治天皇が御巡幸で弥彦の地を訪れた際、随行した明治政府の高官岩倉具視右大臣が現在の宮司官舎付近にある弥彦神社の祠官鈴木嘉内宅(当時)に宿泊されました。旧鈴木家住宅は、平成28年に国土の歴史的景観に寄与しているものとして登録有形文化財に登録されました。
鈴木嘉内氏宅(当時)の歴史
- 1800年代中期(天保年間以降) 現在の彌彦神社の宮司官舎付近に建築
- 1878年9月15日(明治11年) 明治天皇北陸御巡幸に際し、岩倉具視右大臣が宿泊
- 1882年3月(明治15年) 同宅の醤油倉で現私立明訓高等学校の前身である弥彦明訓校が発足
- 1884年1月7日~9日(明治17年) 出雲大社管長 千家尊福氏が宿泊
- 1912年3月11日(明治45年) 弥彦大火発生。類焼をまぬがれ、その後現在の地に移築