工 芸 品(昭和39年12月21日指定)

かがみくらつけたりつぼあぶみ
鏡鞍 附 壷鐙一双 一背  大字弥彦 弥彦神社

 源義家が天喜5年(1057)奥州征伐の途、本社に参拝して神助を祈り献納したと伝えられている。
 鞍は全面を銀と鋼の鏡地で覆うので鏡鞍と称され、他には京都にある重要文化財一背に次ぐもので、平安朝の様式をよく残している。壷鐙は鉄板を銀銅板金で包んだもので、さらに古式を存する名品で、この種の半舌壷鐙としては極めて遺品が少ない。


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